呼吸が大切なワケ

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■ なぜ呼吸で落ち着けるの?

呼吸を意識してみた。でも、これがなんの役に立つの?
 そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
 キーワードは、「フォーカス」です。
 皆さんは、勉強や本やゲームに集中している時、周囲の音が聞こえなくなったことはありませんか?
 音は、消えていないにもかかわらず。
 これが、「フォーカス」です。
 私たちの脳は、五感から膨大な量の情報をインプットしています。ですが、その中で、はっきりとわかることは、ひとつの瞬間にひとつ、と言われています。
 呼吸に「フォーカス」することは、これをある程度、自分の意識でコントロールすることです。
 つまり、「ちゃんとしないと」とか、「失敗したらどうしよう」といった意識にフォーカスしそうになる意識を、呼吸にフォーカスさせることで、緊張のもととなる感情から自分の意識を離すのです。
 人前でスピーチする緊張の一瞬。
 でも、そんな時でも誰もが呼吸をしています。
 その、自分の呼吸に意識をフォーカスし、「今、早いな」とか「もっと深く息をしよう」と考えることで、自分自身をコントロールすることができます。
 ちなみに、生物学的には、浅く、早く呼吸をすると緊張を高め、深く、ゆっくり呼吸すると緊張を緩めることができるそうです。
 今回は、緊張を緩めるテーマなので、深く、ゆっくりをお勧めしていますが、逆にテンションが低いな、と感じる時や、仕事や授業の途中なのに眠い、というときは、浅く、早く呼吸をすることを意識してみてもいいかもしれませんね。
 一番身近で、しかも私たちの体と、意識に深くかかわる呼吸。ここにフォーカスし、コントロールすることが、あがり症の克服に大きな効果があります。
 もうひとつのフォーカス。
 それは、視点のフォーカスです。テレビやスマホ等を見ている時、先ほどの呼吸を意識しながら、四つの隅を順にみていってください。一つの隅で、3~5呼吸を意識するとよいです。この練習は、スピーチや発表当日の会場でも同じです。
 会場の四隅を、3~5呼吸ごとに視点を移動させながら見ることで、自分自身が落ち着けるだけでなく、聞いている人からも落ち着いている、と見てもらうことができます。

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